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VHDビデオディスクプレイヤー ディスクロード [映像機器]

DP-400
VHDというと、最近は仮想ハードディスク(Virtual Hard Disk)を指す言葉になってきているようだが、私が思い浮かべるのはビデオディスクのVHD(Video High-Density Disc System)。

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ナショナル ビデオディスクプレイヤー DP-400 発売は1983年頃
当時の定価は135,000円

当時レンタルビデオはまだ無かったので、1本14,800円くらいの映画のビデオテープ(VHS)を買って観ていた。

ビデオディスクが出てきて、同じタイトルが7,800円で売られているのを見て、巻き戻す必要も無く半分近い値段なのだからこっちが得、という考えで購入を検討し、LDプレイヤーが安くても10万円台だった時に4万円台で売られていた本機を購入した。

購入してすぐは、ソフト売り場でLDと同じくらいの割合で売られていたが、見る見るうちにLDの割合が増え、(4万円台で投売りされている時点で判っていたことではあったが)消えてしまった。

結局、VHDのソフトは10枚くらいしか購入しなかった。

VHDのディスクが消え始めた頃、デジタルサウンドに対応したLDプレイヤーが10万円で売られているのを見つけ、LDに乗り換えた。

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VHDのディスク

VHDは電極の付いた針先でディスク表面の深さ0.3μの窪み(ピット)を静電容量の変化によって検出する「溝無し静電容量方式」。
溝なしとなっているのは、別の規格でアナログレコードのように溝に沿って針を移動させる方式があったため。
VHDはトラッキング信号によって制御する電子トラッキング方式なので、物理的な溝が不要となっていた。

LDはCLV(線速度一定-Constant Linear Velocity)とCAV(角速度一定-Constant Angular Velocity)の2つの方式があり、映画などの収録時間が長いものはCLVがほとんど(CAVの3枚組みというのもあった)だが、初期のプレーヤーでは、CAVでは可能な特殊再生(映像を表示しながらの早送りや静止画など)がCLVでは出来なかった。VHDは映画もCAVなので初期型の本機でも特殊再生が可能だった。
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